そろそろ年末調整のシーズン。
年末調整の際に毎年思うこと。個人型確定拠出年金はすごくお得だなということです。
個人型確定拠出年金って何?
と思われた中小企業で働いておられる方、やばいです(大企業でも使える人は多いはずです)。
給与所得者の節税にはいろいろお得な制度はありますが、これはその筆頭格と言ってもよい制度ですので中小企業の給与所得者は利用した方が良いと思います。
難しい話はおいておくとして要約するとこんな感じです。
(企業年金なしで厚生年金に加入している給与所得者の例)
預金や保険等の元本確保型、投資信託のようなリスク型商品の中から自分の好きな商品を選択して毎月23,000円(年間276,000円)が預金口座から引き落とされます。
生命保険料控除の証明書と同じように10月頃に証明書が届き、年末調整の書類として職場に提出します。
すると276,000円が年末調整で所得から控除されるというわけです。
そんな話では何がどうお得なのかよくわからんという方もいるでしょう。
どんな給与所得者でも年間の所得に対して最低所得税5%、住民税10%の計15%を支払っています。276,000円が年間所得から控除されるということは、その276,000円に対して税金がかからないということです。つまり、276,000円×15%で少なくとも41,400円税金が減額されるということになります(所得税率で決まるので55,200円又は82,800円減額される方も多いはずです)。
要するに年間、預金として276,000円預けたら最低41,400円返ってくるという激しくお得な制度ですが、以前4000万人近くが利用可能なのに実際の利用者は18万人とニュースで見て驚愕した記憶があります。
積立先は、預金だけでなくたくさん選べるのですが、不安なら預金や保険の元本確保型を選んでおけば安心です。
この制度の注意点はたったひとつ。原則60歳まで引き出せません。
しかし、引き出せない金融資産がひとつあっても悪くないのではないでしょうか。どちらにしても60歳の時点でお金は必要です。40歳の方が、毎月23,000円、年間276,000円積み立てると20年間で5,520,000円。少なくとも15%は所得税、住民税が減額され、その額828,000円。これは少なくともの話で該当しそうな方が多い所得税10%の場合は1,104,000円、20%の場合は1,656,000円です。
5,520,000円も金融資産が形成された上で上記の税金が減額されるわけです。
この制度を利用しない方が数千万人もいるとは、ああもったいない。
ふるさと納税やプレミアム商品券よりもはるかにお得な制度です。こういう制度には乗っかったほうが得策です。
さて、最後にどうやって申し込めばよいのかですが、SBI証券で良いと思います。
「SBI証券 401K」で検索すれば出てきます。
ちなみにアフィリエイトではないのでSBI証券からこちらには何も入りません。手数料等の総合的な判断で例を挙げただけですので他の会社で始められても良いと思います。